(技術士一次試験)合格祝賀会・ガイダンス 参加レポート
今回は、ネットで検索してもあまり情報が出てこなかった
技術士一次試験の合格祝賀会・ガイダンスの内容についてレポートいたします。
技術士とは
科学技術に関する高等な専門的応用力を持った質の高い技術コンサルタント
技術士になるためには、まず技術士第一次試験に合格する必要があります。
そして実務経験を経て、技術士二次試験を受験することができます。
6月末から7月上旬 受験受付期間 (2週間程度)
※期間が短いので注意が必要です。
10月上旬 試験
12月中旬 合格発表
ちなみに私は
平成30年度 技術士第一次試験(電気電子部門)に合格しました。
合格後、はがきサイズの技術士第一次試験合格証が送られてきました。
合格祝賀会の案内はいつ頃くるのか
合格発表の翌月、日本技術士会から合格ガイダンス・合格祝賀会の案内DM、技術士会への入会案内が届きます。
技術士二次試験は困難な試験であることを知っていたので、何か少しでも情報を掴むために参加してみました。
ガイダンス・合格祝賀会の雰囲気
私は地方の支部に参加しました。会場は20~30名程度の貸会議室で行われました。
参加費は無料で、交流会の参加費は1,000円でした。
参加者の殆どは、女性も含めてスーツ姿でした。私はジャケットとスラックスという格好で参加しました。
プログラムの概要は
①二次試験の概要説明
②修習技術者のありかたの説明 ← 二次試験受験までのあり方
③合格者の受験体験談
④質疑応答
⑤交流会
でした。
①二次試験の概要説明
二次試験は筆記試験と口頭試験があり、
筆記試験は、例年7月頃に行われます。
2019年度からは問題形式がすべて記述式に変更されました。
筆記試験では、制限時間合計5時間30分の間に、
600文字×3枚×3問 = 5400文字の文章を書かないといけないため、
・普段から書く力をつけていないと厳しい
・人に読ませるために、丁寧な字を早く書く必要がある
ということが分かりました。
口頭試験は筆記試験合格後の
11月から翌1月の間に行われます。
ただし、試験日は人により異なり、平日を指定される可能性もあるとのこと。
会社を休んで、受験しに行かなければなりません。
試験会場は東京都の渋谷界隈一択。
私はこれらの事を知らなかったため、ガイダンスを聞いて良かったです。
②修習技術者のありかたの説明
ポイントは、受験申込書を提出する時から試験は始まっているため、申込書の書き方対策は非常に重要ということでした。
受験申込書の内容をメインに口答試験で問われるため、予め出口戦略を立てるイメージですね。
③合格者の受験体験談
説明者の経歴、受験動機、勉強方法を紹介していました。
やはり皆さん、二次試験の筆記試験対策には苦労されているようで、誰かに見てもらうことが必要のようです。
また口頭試験もかなり練習をして、各々受験申込書から想定される質問対策を作成が必要とのことでした。
④質疑応答
⑤交流会
交流会は説明を行った会場で行われました。
合格者とは別に、技術士会所属の方が20名ほど来られていました。
交流会は、予算も低額だったため、ガイダンス会場で行われました。
お菓子、おつまみ、お酒、ジュース等を飲食しながら、色々な方と交流しました。
また少人数のため、全員の自己紹介が行われました。
受験を本気で志している人の声を聞くと、少しモチベーションが上がりました。
また技術士の方から直接、取得後のキャリア等を聞けたのは大きかったですね。
感想
お堅い雰囲気と思っていたのですが、合格者の参加者は概ね20~30代が多く、アットホームなで歓迎的な雰囲気でした。
主催者側の『もっと技術士を増やしたい!』という思いを感じました。
既に技術士の方は、下記のような仕事をされている方が多かったです。
(例)設計コンサルタント、メーカー勤務の技術者、自営業、大学教員、研究者
ただ私が個人的に思ったことは、
・受験対策には、それなりにお金や時間がかかる。
・国内最高峰のこの難関試験を突破しても、あまり年収アップに結び付かない。
・弁護士・医師等と比較して、社会評価は低く、ビジネスを興す力が弱い。
そこまで投資するメリットはあるのかな?
技術系サラリーマンに必須の資格かといえば??です。
技術士のメリット
ただし、メリットも感じたので下記の通りまとめてみました。
・多くの事を知ると、色々な物の見え方が変わる。
・文章の読み書き能力が向上する
・技術士ネットワークを構築できる。
(そのネットワーク内の紹介で、大企業に転職した方の話も今回聞きました。)
・資格の知名度が高いため、社内地位向上に役立つ
この資格についても少しずつ意識していきたいと思います。
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